より多くの波に乗るために私が実践していること
こちらの写真は最初の写真と同じ日の海で少し視線を右に移動した写真です。数えれば23名のサーファーが集まっています。こういう状況で私はどのように入るピークを選び、どのように波を取ろうとしているかを今日はお伝えいたします。
1.ピークごとの混雑具合と波質を見る
私は海に入る前にポイント全体を見渡してピークごとの混雑具合vs波質の総合点を割り出します。そして、その総合点が一番高いピークを狙ってパドルアウトします。
ですのでこの写真の23名のサーファーがいるピークはその時点で対象外となります。波を取るのにストレスフルになることが目に見えているからです。
早く海に入りたい気持ちもありますが、まずは最初に波と人をじっくりチェックし、どこのピークで波待ちすれば自分はハッピーになれそうかを考えるのです。
2.あまりアウトに行き過ぎず、ミドルで待つ
さて、ピーク決めてパドルアウトしました。次に待つポジションですが、長いボードに乗っているからと言ってアウトで待たないようにしています(特に最初は)。
アウトで待ってしまうとセットの大きな波しか乗れなくなるからです。ミドルで待てば動き方次第でミドルとアウトの両方の波をゲットできるチャンスが増えます。
また、今日のようにアウトのセットがワイドすぎる波の場合は敢えてアウトのセットは全部見送り、ミドルの波だけを狙うという戦略もあるのです。大抵のピークにおいて、アウトのセットの1本目は多くのサーファーが取りに行きます。しかし、その日のセットが2本、3本と連続して来ることが見えているのであれば、セットの1本目は乗らずに2本目に絞って乗るようにすればより波を取りやすくなるでしょう。
3.自分のいるピークにいるサーファーを観察する
1.にも通じる話ですが、これも案外重要です。
自分の周りにいるサーファーが、
- 自分と比べて技量は高いか?
- どのようなボードに乗っているか?
- どういう波の取り方をするか?
- どういう乗り方をするか?
- どういうキャラクターか?
せめてこのくらいは把握しましょう。自分と比べてあまりに上手い人が自分のすぐ隣りにいるとなると自分が乗れる確率はぐっと下がるでしょう。
また、その人はロングボードかショートボードか?例えば自分がショートボードで周りが全員ロングボードだったら私なら待つピークを変更します。
さらに、セットの1本目からガツガツ行く人か?こういう人は案外厄介です。波の取り合いに自信がある方ならバトルしても良いですが、そうじゃない人ならどうぞどうぞと譲ってしまいましょう。
そして、フロント方向・バック方向(レギュラー方向・グーフィー方向)どっちに行くか?これは各サーファーのスタンスをチェックするのに加え、私は「どんな波でも絶対にフロント方向にしか行かないサーファー」をチェックします(これ、実は結構います)。要はバックサイドで乗れないサーファーです。もし、こういう人と乗りたいピークが被っても、自分が反対方向にさえ行けばぶつからずに波がシェアできるのです。
最後に、サーファーのキャラクター、つまり怖い人じゃないか(笑)、といった点も重要です。「話せば分かる」っていうのは大嘘で、世の中は話しても分からない人はいっぱいいます。そういう人と闘って勝つ自信のある方には何も言いませんが、私は黙って離れることを強くおすすめいたします。
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以上、長々と書いてしまいましたが、これらに留意するだけであなたの乗れる波の本数は倍増します。ぜひ、佳き波を♪
2020年10月2日の波データ
場所 | 茅ヶ崎チーパー |
入水時間 | 7:10~8:20 |
人数 | 最大周りに1~2名ほど 例によってガラガラピークを狙う |
テイクオフ回数 | 20回 |
波のサイズ | もも前後▼ セットは腰サイズ |
風 | ごく弱めの北東風(風速1~2mほど) |
ボード | CATCHSURF ODYSSEA Plank 8'0" |
フィン | Ratio Effect Fin Single 8-inch |
ウエット | ロンスプ |
昨日は中秋の名月でしたね!綺麗な満月を拝むことができました。
満月と言えば大潮!大潮と言えば普段はない大きな潮の動きで湘南でも波が立ちやすくなります!従って遠洋からのウネリは無くても潮の動きだけで乗れる波が来るという毎月数日だけのチャンスです。
今日の潮の動きはお昼に向かって大きく潮が引く予定となっておりましたので、朝は良いタイミングです。
おかげでこのようにまあまあ遊べるサイズの波が割れてくれました。風も弱いオフショアでサーフィンにはほとんど影響がない実にグッドコンディションです。