- 未曾有の事態となったコロナ騒動のなかで
- そもそも日本の法律では
- Twitter投票の意識調査の結果
- その他サーファーのTwitter上での見解
- サーファーは今、サーフィンを自粛すべきなのか
- 自粛期間中の当ブログの対応につきまして
- 2020年4月15日追記:その後の湘南について
- 都心のサーファーについて
- では自粛でなく禁止にすべきか
- 関連記事紹介
未曾有の事態となったコロナ騒動のなかで
日増しにその感染者数を増やし続けているコロナウイルス。ワイドショーやニュースでは連日コロナウイルス関連のさまざまな情報が流され、各方面の専門家がああでもないこうでもないと各自の持論を展開し、我々庶民は一体何を信じていつまで耐え続ければ良いのかまったく先が見えない不安な日々となっております。
政府も2020年4月6日、緊急事態宣言を出すことに向けて準備を始めています。
各個人がこの事態をどう乗り越えるのが理想かを考えれば、感染することなく終息することに他ならないでしょう。
では感染しないためにはどうすれば良いのか。それはウイルスとの接触を避けることです。ウイルスとの接触を避けるには?それは外出しないことです。
とはいえ生きている以上、まったく外出せずに生活することは肉体的にも精神的にもかなり困難です。今は便利なネットショッピングが多数ありますが、それでもスーパーやドラッグストアくらいは行く必要があるでしょう。犬を飼っている人であれば毎日の散歩は欠かさず続けなくてはなりません。
では私たちサーファーの生活の一部となっているサーフィンは?いま、世界中のサーファーがこの問題に直面しています。
今回は久しぶりのサーフィンコラムとなりましたが、大震災、台風被害に続く自然災害として、今全世界の人間の前に立ちはだかったコロナウイルスとサーファーとの向き合い方について、述べてみようと思います。
そもそも日本の法律では
上でも述べましたが、政府も緊急事態宣言に向けて動き始めています。しかし、日本が緊急事態宣言を出しても欧米のように、ビーチにいるサーファーを逮捕したりすることはできません。
日本は法律上、このような措置に留まることしかできません。
であれば当然、緊急事態宣言が出されたあとであっても普通に外出をする人が出ることは明白でしょう。
Twitter投票の意識調査の結果
そのように欧米に比べればある意味人権が強い力を持っている日本です。その日本において、サーファーの皆さまがどのような認識を持っているのかを率直に調査したく、Twitterの投票機能を使って伺ってみました。改めてご協力いただきました方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
サーファーの皆さま、匿名での意識調査にご協力をお願いできますでしょうか?
— 湘南(茅ヶ崎、鵠沼、辻堂)千葉の波情報 [波日記] (@nami_nikki) 2020年4月2日
コロナ騒動で自粛ムード高まるなか、サーフィンへ行くのはどうしていますか? - 湘南(茅ヶ崎・鵠沼・辻堂)の波情報、サーフィンコラム [波日記]
※調査期間:2020年4月2日午後12:25から24時間
※調査方法:Twitterの投票機能を使った調査
※回答数:213票・閲覧回数:5,648回・回答率:4%
まず大きく「サーフィンに行くか行かないか?」で分けるとおよそ6:4で行くと回答した人が多いという結果になりました。
また、危機意識を推し量る目的で、海に行くサーファー向けに「混んでいるポイントでも入るか?」「空いているポイントに限定するか?」という選択肢を設けました。この2つの選択肢だけで見れば、混んでいても入る=22.50%、空いているポイントに限定して入る=36.20%という結果で、空いているポイントに限定すると答えた人が多いという結果でした。
その他サーファーのTwitter上での見解
Twitter上でもサーファーやサーフィン関連の人々がサーフィンに行く・行かないでさまざまな呼びかけを行っております。依然として平常どおり波情報を配信し続けているサイトやTwitterがあるのも確かです。いくつか紹介します。
サーフィン自粛に関するツイート
海岸でのサーフィンを禁止したり、お店に営業自粛要請を出したりしてはどうか、とのご意見が寄せられています。これについては、来週、複数の医療専門家の意見をもとに、方針を定めようと思います。#一宮町 #新型コロナウイルス
— 一宮町長 馬淵昌也 (@7fBL8GHELIu3N9E) 2020年4月4日
https://twitter.com/Surfeee_com/status/1246096260634824706
言いたくないけど言いますね。少しでもリスクがある限り、サーフィンやってる場合じゃないです。波はこれから先もずっと続きます
— 雑誌SURFIN’ LIFE(サーフィンライフ) (@surfinlifemag) 2020年3月30日
もちろんこれ以外にも多くの人がさまざまなツイートを投稿しています。タイムラインをざっと見渡して見受けられる意見としましては、
- サーフィンをすること自体は3つの密(密閉・密集・密接)に当たらない
- 複数人でまとまって海に行く行為はNG
といったものです。私も概ね同意見です。
サーファーは今、サーフィンを自粛すべきなのか
結論から言ってしまうと「自分で考えましょう」に尽きるわけですが、それでは記事としての意味がなくなってしまいますので、飽くまで私の個人的な見解という前提で書かせていただきます。
サーファーにとってサーフィンに行ける日にサーフィンできないことほど苦痛なことはないです。
感染拡大を防止するという観点だけに立って考えれば100%サーフィンしないっていうのが最適解であることは明白です。
しかし、サーファーの精神衛生を保つという視点で考えればそれはどうでしょうか?今後、数ヶ月にわたって波があるのにサーフィンしないという状態が続くことで、1年中サーフィンをし続けているサーファーのメンタルはどうなってしまうでしょうか。
このような双方の視点から考えまして、私個人としては2020年4月6日現在はこのように考えております。
- 1人で行くサーフィンならば問題ない。複数人で車に乗って海に向かうなどはNG
- 海の中でも他者との距離を2m以上取る、つまりそれだけの距離を取ることができる場所だけでサーフィンするということでもある(こんな日の鵠沼は猛烈にNG)
- 海に入る前、上がった後、往路・復路においても他者との距離を2m以上取る
- 帰宅後にシャワーや手洗いでの洗浄・消毒を励行する
書いてて思いました。これ、普段の私の行動となんら変わりません(笑)。友達の少ない私のようなぼっちにとって、こういうときは本当に強いですね♪
自粛期間中の当ブログの対応につきまして
とはいえさすがに積極的な波情報の発信くらいは控えた方が良いでしょう。
なので当ブログも入水した記録の記事は残しますが、TwitterやFacebookでの波情報記事の拡散は控えたいと思います。
このブログを読んでいただいているような方々は、自分で考えて今取るべき行動を考えられる方々でいらっしゃると思います。
繰り返しになりますが、最も大切にすべきことは「自分がコロナウイルスに感染しないこと」に尽きます。そして感染しないための情報(他者との接触を避けるなど)は世の中に今いっぱい溢れています。それらを守るだけで感染は防げるのです。
それらの対応策を遵守してこの難局を乗り越え、晴れて事態が終息するその日を願っております。
2020年4月15日追記:その後の湘南について
私が湘南の海を見渡してみた限り、状況は何も変わっていません。私が昨日サーフィンした茅ヶ崎西浜も、駐車場がいつもどおり開いておりますので、それは当然多くのクルマサーファーが訪れるでしょう。
感染拡大という観点で考えればNGですが、現在は自粛であって禁止ではないので別にみんな間違ったことをしていないのです。
都心のサーファーについて
ただ、私は都内のサーファーに「来るな」とはとても言えません。自分がソーシャルディスタンスを取って感染回避をするので精一杯です。
もし私が湘南住まいでなく都内のサーファーで、サーフィンするのに車で来る立場の人間だったらと考えると、大人しく自粛している自信はありません。ソーシャルディスタンスは厳守しますが、おそらくサーフィンに訪れていたでしょう。
しかしこの状況が続けば駐車場の閉鎖になると思われます。そうなれば湘南の自転車サーファーやショップ会員だけが入れることになりそうですが、となりますと都心サーファーの妬みが爆発して険悪になるのが非常に怖いです。そういう痕跡は騒動の終息後にも燻り続けることになるでしょう。それは私にとって本意ではありません。
※2020-04-15 11:10速報:
※2020-04-15 18:29追記:
茅ヶ崎パークの駐車場も閉鎖となりました。
辻堂の駐車場も閉鎖となりました。
では自粛でなく禁止にすべきか
禁止にするのは非常に難しいので、もしサーフィンに行ったとしても拡散は控えるべきかと思います。
また、誰であってもとにかくソーシャルディスタンスを遵守することが何より重要だと思います。
未だに海辺ではウエットスーツを着たサーファーが海岸で密集して楽しそうに会話していますが、せめてあれだけは止めるべきでしょう。3密も大事ですが何より本質的には他人に近づかないことです。ちなみにソーシャルディスタンスよりも3密を重視しているのは世界で日本だけです。感染回避には他人に近づかないことが何より大事なのです。
やむなく外出したときは自分は何人の人と接近したか、濃厚接触があったかを把握することが大事と思われます。ちなみに濃厚接触の定義は他人と2メートル以内の距離で10分~15分以上を過ごすこと、とのことです。
私はこれからも自分や家族の身を守ることを最優先に動きたいと思います。それがすべてです。