湘南(茅ヶ崎・鵠沼・辻堂)の波情報、サーフィンコラム [波日記]

2004年よりサーフィンを始めた男が綴る、湘南(茅ヶ崎・鵠沼・辻堂)や千葉、伊豆などの波情報、サーフィンレポート、サーフィンコラム

サーフィンが原因の腰痛をサーファーはどう予防するべきか?

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パドリングという無理な姿勢で行うサーフィン。サーフィンと腰痛とは切っても切り離せない問題だ。

サーフィンと腰痛の切っても切れない関係

サーフィンを続けている以上、サーファーと腰痛とは切っても切れない関係にあるのではなかろうかと思います。

「からだ(月)のかなめ(要)」と書いて「腰」。二足歩行の人間にとって、腰は全身の動きを司る、脳みそや内臓の次くらいに重要な器官ではないでしょうか。

私も40歳を超えた今、2時間以上サーフィンし続けていると、海から上がったあとに、結構な確率で腰が痛くなるようになってしまいました。

時おり、気休め程度に整体や整骨院などに行っては「筋肉が硬いですね~」とか言われます。

まるで歯医者に行くたびに「よく磨けてませんね~」と言われるのと同じくらい、己の無力感を感じる瞬間です。

しかし、本格的な腰痛になっていない今だからこそ、的確な予防法を知って自力で腰痛にならない方法をマスターするのは非常に大事なことなのではなかろうか?と思い、今回は久々に「サーファーの腰痛」をテーマに筆を執らせていただくことになりました。

※なので本格的に腰痛でお悩みのあなたは整形外科や整骨院に行かれることをおすすめいたします。

腰痛はテイクオフ時に最も起こる?

どれだけ注意をしていても、腰痛は急に訪れるもの。二足歩行である人間は、上半身の全体重を腰と下半身で支えているわけですから、それは大変な負担です。

腰痛には、慢性腰痛に加えて、急性腰痛である椎間板ヘルニア、ぎっくり腰などいくつか種類があります。

サーフィンをしていてなってしまう腰痛は、上記の椎間板ヘルニアやぎっくり腰が多いですが、これらの腰痛になってしまう瞬間や要因についてまとめますと、

  • テイクオフして立ち上がる瞬間
  • 長時間のパドリングによる負担
  • もともと腰の筋肉が硬く、それを無理やり動かそうとした瞬間

上記のタイミングでなってしまうことがしばしあります。

通常のパドリング時もテイクオフ時も、「腰を反らせる」という腰に非常に負担がかかる姿勢で行っているため、 腰痛になってしまう可能性が高いということを十分肝に銘じる必要があるでしょう。

サーフィン前のストレッチはしつこいくらいにやっておいた方が良いかもしれません。

腰痛は腹筋が弱いことが原因なのか?

腰痛はお腹の筋肉、腹筋が弱いのが原因とか、体が硬いのが原因だとか色々言われますが、やはり一部の筋肉が硬くなってしまっているために、全身の筋肉が均等に使われずに、その結果、腰への負担が集中する→腰痛になる、という流れが多いようです。

普段の生活を送るのも困難なほどの腰痛になってしまったら、整形外科や整骨院に即刻行くべきですが、私のように「最近サーフィン後に腰が痛くなりやすくなったな~」というレベルの人であれば、使われていない筋肉を呼び覚ますべく、ほぐしてあげるのが何よりの対処となるでしょう。

「使われていない筋肉を呼び覚ますべく、ほぐす」=ストレッチです!

腰痛予防・対策に使えるストレッチ

腰痛を予防するためのストレッチは世の中に数多くのストレッチ法があり、効果的に行いさえすれば、どのストレッチも正しい方法です。

この辺は「腰痛 ストレッチ」や、「サーフィン 腰痛 ストレッチ」などで検索すれば、色んな情報がいっぱい出てきますので、お好みで自分に合うストレッチ法を選んでいただければと思います。

私の場合は、以前にテレビでも放送されていました、サッカーの長友佑都選手のやっているヨガをベースとしたストレッチを実践しております。 

長友佑都のヨガ友(トモ) ココロとカラダを変える新感覚トレーニング

長友佑都のヨガ友(トモ) ココロとカラダを変える新感覚トレーニング

 

この本で紹介されているクワガタのポーズとかは腰の筋肉にダイレクトに効くのでオススメですよ。

腰痛の治療方法やサポーターの使用

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再三申し上げますが、痛みが我慢できなかったり、長年腰痛に悩まされているサーファーなのであれば、絶対に整形外科や整骨院へ行き、医師や柔道整復師の指示を仰ぐべきです。

これから先も長い間サーフィンを続けたいのであれば、早めの対処が何より大切になります。ぜひお体を大切にメンテナンスしてあげてください。

私は、サーフィン時の腰痛予防の一貫として、このようなウエストベルトを冬季に装着しています。


 

このベルトはウエットスーツを着る前に素肌の上にこのベルトを巻いてその上からウエットスーツを着ています。

保温効果とサポーター効果があって腰への負担が和らぎますので、大変オススメのグッズです!値段は高めに感じますが、毎年買い換えるようなものではありませんので、腰を痛めやすいサーファーは必需品でしょう。 

サーファーと腰痛のまとめ

以上、サーファーの腰痛について、その原因と対処について簡単ではありますが述べさせていただきました。ポイントは、

  • 腰痛の根本的な原因は体の一部の筋肉が硬くなること
  • 腰痛になるのはパドリング時やテイクオフ時に多い
  • 腰痛予防、対策にはこまめなストレッチが一番
  • 冬季にはウエストベルトの着用を
  • 本格的に痛い人は絶対に無理せずに整形外科か整骨院

以上になります。

腰痛は完治は難しいと言われますが、適切なメンテナンスを継続することで、腰痛を予防した楽しいサーフィンライフを送ることも可能です。

これを読まれた皆さまが腰痛の悩みから解き放たれることをお祈りしています。

【参考記事】

【サーファーと腰痛】~つじロコ岡田先生に聞きました~

サーフィンによる腰痛について

腰痛の種類 〜「急性腰痛」と「慢性腰痛」について(定義・痛みの特徴・原因)