更新履歴
2023/09/27:モデル情報の更新
2020/10/05:ウォンパーの2020年モデルを追加
2020/03/03:2020年モデル情報を追加
2019/03/25:2019年モデル情報を追加
2018/10/30:後半に「私がキャッチサーフを好きな本当の理由」を追加
2018/09/03:スキッパーのレビュー、ワックスの落とし方、リペアのやり方を追加
2018/04/26:2018年モデル情報を追加
- 更新履歴
- はじめに
- キャッチサーフのラインナップ
- サーフィン前の準備・セットアップ
- 初心者からエキスパートまでみんなが楽しめる!
- 実際に私が何度か乗ってみた感想
- 私がキャッチサーフを好きな本当の理由
- まとめ:興味が少しでもあれば手に入れてみましょう!
はじめに
スポンジボードの代表格と言っても過言ではないキャッチサーフ。実は毎年ニューモデルがリリースされており、強度や乗り心地、性能が改善されているのです。
今回はそんなキャッチサーフのラインナップや購入価格、セットアップ、動画、乗ってみた感想などなど、キャッチサーフがいかに優れたサーフボードであるかを紹介します!
キャッチサーフのラインナップ
上で述べましたとおり、キャッチサーフは毎年バージョンアップされています。その内容は、ストリンガーが加えられたり、フィンの強度が強化されたりなど、パッと見て分からないところで地道な改善がなされているのです。
表向きはお遊びボードでありながら、裏側ではこのような企業努力がなされているのも、キャッチサーフの魅力の1つと言えるでしょう。ではさっそくラインナップをひとつひとつ紹介しましょう。
2019年度モデルも続々と登場しています!ここでは2017年度モデル以降を紹介いたします!
ビーター
2020年モデル
2019年モデル
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2017年モデル
ビーターの特徴
キャッチサーフの中でも初期からラインナップされているビーター。長さも非常に短いボードでありながら、容積や厚みをものすごく大きく取っているおかげで、初心者でも安心できるほどのあり余る浮力を持っています。
ビーターと言われるとプールで子供が使うビート板を連想してしまいますが、あのようなペラペラした板ではありません。大人でもドルフィンスルーするのはキツいほどの浮力があるボードです。
湘南でもこのビーターにフィンレスで乗って遊んでいる人を見かけたことあります。波に小さい日に気分を変えて乗ってみるには最適ななボードでしょう。
スタンプ
2021年モデル
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2018年モデル(販売終了)
2017年モデル(販売終了)
スタンプの特徴
こちらも短めのフィッシュボードと同じような形をしておりますが、ショートボーダーでも十分楽しめるパフォーマンス性を有しています。この点は論より証拠なので、この動画をご覧いただければ一発で分かります。ぜひご覧ください!
スキッパー
2021年モデル
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2020年モデル
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2018年モデル(販売終了)
スキッパーの特徴
スタンプよりも長く、サイズも5'6"・6'0"・6'6"とありますので、初心者でもより扱いやすく、パフォーマンスもできる、ある意味ちょうど良いタイプがこのスキッパーと言えるでしょう。
私もこのスキッパーをキャッチサーフ第2弾として2018年8月に購入しました♪
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ログ
2022年モデル
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2020年モデル
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ログの特徴
ファンボードからロングボードサイズの長いボードで、トライフィンのタイプがこのログになります。長いボードでもトライフィンが好きな人はこのログをチョイスすると良いでしょう。
プランク
2022年モデル
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2020年モデル
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プランクの特徴
そして私が最初に購入したキャッチサーフがこのプランクです!長さは8'0"のを買いましたが、浮力については体重62kgの私には十分すぎるほどで、パドルスピードも驚異的な速さで進んでくれます!
実際私も、ショートボードだったら諦めて食われていた波でも、このボードなら思いっきりパドルして波を乗り越え、食われずに済んだという経験も何回もあります。フィンはシングルフィンのみ装着可能で、通常の他社のシングルフィンも装着できるのがポイントです!(トライフィンモデルはかつて、キャッチサーフのフィンのみ装着可能でしたが最近はFCSフィンも装着可能になりました。)
もちろん、ニーパドルで進むこともできます。ドルフィンで沈めるのは私には無理ですが、その代わりにこのパドルスピードがあるので、ドルフィンで沈める必要なくアウトに出ることができるでしょう。
ウォンパー
2020年モデル
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2019年モデル
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ウォンパーの特徴
最後に紹介するのはウォンパー。これで遊んだことは私はまだありませんが、ボディーサーフィン用の道具です。足ヒレを付ければさらに加速を楽しめるでしょう。インサイドのショアブレイクでこれを使って遊ぶのはいかがでしょうか?
価格について+中古での購入は?
楽天やAmazonを検索してみればすぐに分かりますが、キャッチサーフは店舗ごとの価格差はありません。どこのショップで買っても価格は同じです。
つまり、あとはポイント還元率や特典の勝負ということになると思いますが、5%のポイント還元率なら70,000円のボードで3,500円分のポイントがもらえるという計算ですね。あとはご自分でお好きなショップを選んでいただければと思います。
また、ヤフオクやメルカリでこまめに検索すれば、中古で出品している人もいます。しかし、みんなが狙っていますので、驚くような低価格で買えた♪という話はまずないと思って良いでしょう。感覚値としては、新品よりも少し安いかなという値段で取引きされているようです。
しかし、オフシーズンを狙えば旧モデルがそこそこ安い価格でオークションに出されることもあります!ヤフオクのアラートをセットして出品を粘り強く待つのも手でしょう。
サーフィン前の準備・セットアップ
さて、無事にキャッチサーフを手に入れられたあなた。あとはセットアップしたらパドルアウトするだけです♪基本的にはワックスを塗ってフィンを付ければOKですが、いつもの硬いボードとはちょっと違うコツがありますので、その点を紹介します。
ワックスの塗り方
特に新品のキャッチサーフを買われた方なら分かると思いますが、デッキがびっくりするほどヌルヌルしています!このまま乗ると絶対に滑ります!キャッチサーフはワックスアップが何より大切なボードでしょう。
具体的には、柔らかめのワックスを塗ると良いとされています。ベースコートは不要です。つまり、春の季節でしたら、COOLワックスよりWARMワックスがちょうど良いでしょう。
塗り方についてはNAKISURFのこの動画が一番分かりやすいでしょう。柔らかめののワックスをまんべんなく塗るのがポイントです。
また、コツとしては太陽にボードを当てながら塗るとワックスが程よく溶けて、塗りやすくなりますし、ワックスもボードに染み込みやすくなります。
もうひとつのコツとしては、買った当初はワックスを塗る前に海岸で砂を一杯擦りつけてください。そうすればボードに付いた油分を上手に落とすことができます。
ワックスの落とし方
逆にワックスを落としたいときですが、これは通常のボードのようにスクレイパーは使えません。下記の動画のように、基本的には拭き取るしかないです。
私も試してみましたが、日光に当てるのに加えまして、液体のリムーバーも吹き付けてから雑巾で拭き取ればよりキレイにワックスを落とせるでしょう。
フィン
フィンについては、基本は付属のフィンがありますが、もちろんお好みのフィンに付け替えることだって可能です(一部、純正フィンしか取り付けられないモデルもあります)。そしてもう一つ大事なのが、キャッチサーフはフィンレス(フィンを付けない)で遊ぶのもめっちゃ楽しいのです!フィンを外せば、ボードは予想外な方向に回転し、得も言われぬスリルを味わうことができます。
デッキパッド
デッキパッドについては付けている人を探す方が難しいほどです。ワックスだけで十分でしょう。どうしてもステップバックしてテールを思いっきり踏みたいという人は付けたら良いと思います。
ケース
カラフルなキャッチサーフですからケースもカラフルにしたいものですよね。これも、お好きなものを選んでいただければと思います。ちなみに私は使っていません(笑)。常に裸で持ち歩いています。
リペアについて
私が上記でヤフオクで購入したスキッパーも、レールのあたりが剥離しておりました。しかし!キャッチサーフはリペアも超簡単にできます!
必要なのは、
- 水を入れた霧吹き
- ゴリラグルー(今の日本ではAmazon、楽天ほか、輸入代理店からも購入可)
- 使い捨てのヘラ(無ければ割り箸でも可)
- マスキングテープ
だけ。ゴリラグルーなんていう接着剤はこんな機会がなければおそらく一生知ることはなかったでしょう。リペアの手順は以下のとおりです。
- 修理箇所に霧吹きで水をサーッと吹き付ける
- 水が乾かぬ前にゴリラグルーを修理箇所へ塗る
- ヘラもしくは割り箸でゴリラグルーをまんべんなく塗り拡げる(指でゴリラグルーに直接触れると接着剤が指に付いて洗うのが超面倒ですので注意!)
- 修理箇所を貼り付ける
- 貼り付けた上からマスキングテープで固定する
- 24時間放置後、マスキングテープを剥がして修理箇所の接着を確認できれば完成!
どうでしょうか。簡単そうじゃないですか?下記に動画も貼り付けますので併せてご覧ください♪
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初心者からエキスパートまでみんなが楽しめる!
準備が整ったら、いざパドルアウトしましょう!
乗り方はアナタ次第!腹ばいのままでも、座ったままでも、逆立ちして乗ってもきっと楽しいボードです。
また、ぶつけてリペアをしなくてはいけない心配もありません!むしろ傷がついて水を吸った方が調子が良くなるとも言われています。
以下の記事の中に「壊れたら壊れるほど調子良くなるボードってあったのですね。」と書かれています。
適正な体重は?浮力はどのくらいあるの?
ボードを買う際に多くの人が気にするのが適正体重ですが、キャッチサーフは基本的に「過浮力」と思っていただければOKです。5フィートのボードだろうとガンガン浮きますので、いわゆるコンペのショートボーダーが考える適正体重を求めると、その浮力のほどにびっくりすることでしょう。
私は6'0"のボードも持っていますが、体重62kgの私がこのボードをダックダイブで沈めるのは結構大変です(笑、最近ようやくすんなりできるようになりました)。いつも波の上を乗り越えてアウトに出ています。
参考になる動画
しかし、なら上級者は楽しめないのか、と言われればそれはNOと言わざるをえません。
ここもやはり論より証拠。あのジェイミー・オブライエンがキャッチサーフでバッチリと技をキメている動画がありますのでご覧ください!
実際に私が何度か乗ってみた感想
最後に、私が実際に乗ってみた感想を書きたいと思います。
パドリング
まず、パドルは先にも述べたように驚異的な速さです。何にせよ浮力がありますので揚力を簡単に稼ぐことができます。漕げば漕ぐほどに加速する感触はやみつきになるでしょう。
個人的には、浮力のないボードで一生懸命漕ぐよりも、浮力のあるボードでガンガンパドリングをした方がパドリング技術の上達には良いのではと思っています。何よりその方が楽しいですよね。
テイクオフ
そして次に驚いたのがテイクオフスピード。ドカッ掘れの波にもテイクオフしてみたのですが、波が崩れる前に立てるほどスピードが付くので、比較的安心して突っ込むことができます。
もしパーリングして頭の上からボードが降ってきても、それで頭を強打して大怪我する心配も要りませんし、周りのサーファーを怪我させる心配も少なくて済みます。かと言ってボードをバンバン飛ばしまくるのはNGですが。
ライディング
テイクオフしてライディングが始まっても「これ、本当にソフトボード??」と疑いたくなるほどのスピードで走ります。
きちんと体重をかければターンができますし、容積がある分、重量もフォームボードよりかなり重いので、小手先のターンはできませんが、しっかりと体重をかけたターンをすればスピードとパワーのあるターンができます。
何より、その方がテクニックの向上にも繋がるでしょう。
私がキャッチサーフを好きな本当の理由
色々と表面的なポイントを述べてきましたので、最後に私がどうしてここまでこのボードが気に入っているのか、その内面的な理由についてお伝えしたいと思います。
私がサーフィンを始めたときはもちろん、普通のフォームボードを購入しました。それはそれで気に入って乗っていたのですが、レールにちょっとでも爪が引っかかるほどの傷ができてしまえば、そこからボードに海水が浸水し、ボードにダメージ与えてしまう、ひいてはボードの寿命も縮めてしまうというような脆い弱点があり、その神経質さに正直うんざりしていたのです。
と申しますのも、波の良い日にワクワクしながら車にボードを積んだ瞬間にレールをぶつけてしまってテンションがダダ下がりになってしまったり、良い波に乗った最後にボードに顎をぶつけてクラッシュしてしまったり、挙げ句は他人様のボードとぶつかってクラッシュしてしまったりという経験をたくさんしたからなのです。
そのたびに思いました。「サーフィンという激しいスポーツなのに、なぜ道具はこんな華奢に作るんだ?」と。例えばママチャリを縁石にぶつけてちょっと傷ついたくらいで修理する人はいません。そのくらい気楽にサーフボードと付き合いたかったのです。
そんな私がフォームボードの次に出会ったのがカーボン製のAvisoでした。このボードはちょっとくらい傷ついてもお構いなし。やすりで削ってシリコンスプレーを吹き付けるだけでOKでした。私は道具とはこうあるべきと思いました。
そんな中で出会ったのが体にぶつけても痛くない、壊れてもすぐ直せる、それでいてトッププロも使っていてボードとしての性能も申し分ない、というキャッチサーフだったのです。
迷わず購入を決めた私は、1本目を乗ってそれまでにない安心感と興奮度に包まれて満面の笑みになっている自分に気づきました。
そして確信しました。
「自分はサーフィンをこのようにカジュアルに楽しみたい。」
そう、年間に何10本ものボードを取っ替え引っ替えしているトッププロと同じ目線でボードを選ぶ必要なんか無かったのです。所詮、週末だけサーフィンするアマチュアサーファーです。ラクに一杯波に乗れて、楽しめるボードで十分じゃないですか。
ロッカーがどうのとかレールがどうとかアウトラインがどうとか、細かなことは正直私にはどうでも良いです。8'0"のボードと6'0"のボードの違いだったらよくわかります。そんな程度で良いんです。
私は何も、超クリティカルなターンで高得点を出すサーファーを目指しているわけではありません。私はその日に出会った波を、他の誰よりも楽しんで乗りたいだけなんです。それが明白となった今、私が選ぶべきボードはそういう私のコンセプトにマッチしたボードなんです。
だからそんな私にとって、キャッチサーフは最高のボードなんです。
まとめ:興味が少しでもあれば手に入れてみましょう!
以上、大変長くなりましたが、キャッチサーフを買った嬉しさのあまりに紹介記事を書かせていただきました。
2017年の夏より、かなりのラウンド数をこのキャッチサーフで乗り込んできましたが、ひとことで言えば「もう、これだけで良いんじゃないの?」って思わせてくれるボードです。
「スポンジボードなんて……」と嫌厭される上級者の方もいるかもしれませんが、一度乗ってみればその楽しさの虜となるでしょう。
キャッチサーフに乗っている人はみんな楽しそうです。このボードに乗る人が1人でも増えて、海に笑顔のサーファーが1人でも多く増えますことを祈っております!