湘南(茅ヶ崎・鵠沼・辻堂)の波情報、サーフィンコラム [波日記]

2004年よりサーフィンを始めた男が綴る、湘南(茅ヶ崎・鵠沼・辻堂)や千葉、伊豆などの波情報、サーフィンレポート、サーフィンコラム

茅ヶ崎のサーフィンポイント情報をまとめました【保存版】

茅ヶ崎でもっともメジャーなポイント、茅ヶ崎パーク

茅ヶ崎でもっともメジャーなポイント、茅ヶ崎パーク。週末に波があれば必ずと言っていいほど混雑する。

茅ヶ崎のサーフポイント情報をまとめてご紹介!

私が茅ヶ崎に移り住んだのが2012年10月のこと。それまではほぼ千葉でしかサーフィンをしておらず、「湘南=波小さくてサーフィンできないポイント」というイメージしか持ってませんでした。

そんな私が今やすっかりホームである茅ヶ崎の波の良さ、雰囲気の良さにすっかり惚れ込んでしまったわけです。

今回はそんな茅ヶ崎の各サーフポイントの情報を、柳島からクソ下まで一覧にしてご紹介したいと思います。

※基本、各種波情報サイトで公開されているポイント名を紹介いたします。とはいえほぼ茅ヶ崎全域を網羅してますが。

柳島

トップバッターは柳島!相模川の河口から東側に行ってすぐにあるポイントです。相模川の河口側は「馬入(ばにゅう)」と呼ばれたりもしています。

茅ヶ崎のなかではそれほどコンスタントに波が割れるポイントではありませんが、ブレイクすればかなりパワフルな波が割れ、比較的上級者向けのポイントと言われています。

また、すぐ近く駐車場がないことから、アクセスは遠くの駐車場から歩くか自転車で行くしかないので、それほど混雑はしないポイントです。

波がある日であれば、自転車でアクセスできるサーファーは一度チェックをしておくべきポイントと言えるでしょう。 

茅ヶ崎西浜

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続いてはは茅ヶ崎西浜。サザンビーチから漁港をはさんで西側にあるポイントです。

茅ヶ崎のなかでは比較的コンスタントに波が割れている方で、週末は結構にぎわうことが多いポイントです。

堤防の近くなので砂が付きやすく、潮回りさえ決まればひざももサイズでも乗れる波が割れることがあります。

なお、堤防から離れれば離れるほど人数は減りますので、自分の居心地のいいピークを探すこともできます。

2021年には駐車場が新設され、ビジターがより来訪しやすくなりました。

cloudio.hatenablog.jp

茅ヶ崎サザンビーチ

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観光地としては茅ヶ崎でもっともメジャーであるビーチ。茅ヶ崎駅からサザン通りを直進した果てにあります。カボチャという別名もあります。

夏は海水浴場として海の家が建ち並び、多くの海水浴客で盛り上がるスポットで、おおよそ世間が抱く茅ヶ崎のイメージを体現した場所と言っても過言ではないでしょう。

普段はまったくといっていいほど波が割れませんが、ひとたび台風スウェルが到来し、鵠沼あたりがクローズになったタイミングでここをチェックすると思わずうっとりするようなファンウェーブが崩れていることがあります。

上述の記事は私がそんなもっとも良い思いをした日のものです。

オフシーズンには静かになりますので、日中や夕方にその広い砂浜を思わず散歩しに来たくなる、そんな魅力もあるポイントです。

茅ヶ崎白樺

2020年9月6日朝8:17、台風10号が炸裂する茅ヶ崎白樺

2020年9月6日朝8:17、台風10号が炸裂する茅ヶ崎白樺。頭サイズを悠に超えるデカ波が割れている。

ここもこの写真のように、

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↑普段はサーフィンとは無縁と言ってもいいほど波のないポイントです(写真は2015年3月29日の茅ヶ崎白樺)。いつもは釣り客が多く、私もここに入る回数はそこまで多くありません。

サザンビーチから堤防をはさんで左側に位置し、砂浜は狭いながらも防波堤がなく、広大な海をウッドデッキから望むことができます。晴れている日にはウッドデッキで日焼けをしている人がよくいます。

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ここが牙を剥くのはもちろん台風シーズンで、頭オーバーのサイズまでは風さえ弱ければパワフルなブレイクでサーファーをスリルのどん底にまで陥れてくれます。ダブルサイズまでいくと、さすがにクローズし始めます。

一方、はら~胸サイズで割れることはほとんどなく、台風スウェルが去って1日も経てば、何事もなかったように穏やかな海に戻ります。

このポイントは付近に駐車場がなく、自転車でのアクセスが多いため、大混雑することも滅多になく、良い雰囲気が保たれているポイントです。波が大きいときには私は迷わずここに入ります。

茅ヶ崎裏パーク

2020年9月6日朝8:13、台風10号波が炸裂する茅ヶ崎裏パーク

2020年9月6日朝8:13、台風10号波が炸裂する茅ヶ崎裏パーク

茅ヶ崎で一番「惜しい!」と思えてしまうほど素晴らしいポイント、それが茅ヶ崎裏パークです。

市営の東海岸南自動車駐車場から徒歩でアクセス可能で、無料シャワーもトイレも完備されています。その市営の駐車場については以下の記事にまとめましたので、併せてご覧ください。

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広い砂浜からは富士山をゆったりと望むことができて、家族でビーチコーミングに訪れるには最高の場所です。

ところが!この茅ヶ崎裏パークは堤防脇にあるポイントにもかかわらず、波が炸裂する可能性が圧倒的に低いのが残念!

しかも地形が独特で、インサイドに向けてグアっと掘れてくる波のパワーはここが茅ヶ崎で一番でしょう。

↑こちらの記事は2年前の台風スウェルで珍しく混雑したときのものですが、普段は湖のように静かで、SUPの遊び場となっております。

茅ヶ崎パーク

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説明不要の茅ヶ崎随一のメジャースポット、茅ヶ崎パーク。

裏パークと同様に市営駐車場からアクセスできるもっとも近いポイントで、週末にはひざサイズでも波があれば必ずといっていいほど混雑します。

メジャースポットの名に恥じないほどコンスタントに波がブレイクし、茅ヶ崎でもここだけサーフィン可能という日が結構あるのも事実です。

混雑する日にどうしてもここでしかサーフィンができない日は、私は日没前を狙って入ります。

ちなみにサーフィン中のクルマのカギの収納には私はこれを使ってます。キーレスエントリーなどの電池の入ったカギでも、これなら問題なくサーフィン中にカギを保護することができてとても便利です。
↓↓


 

茅ヶ崎ラチエン前

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私が茅ヶ崎の中で一番好きなポイントがここです!

混雑している茅ヶ崎パークから東へ向かい、ラチエン通りの突き当りのあたりになります。

私が今までサーフィンした回数で言えばここが一番多く、波もパークの次にコンスタントに割れていると言ってもいいでしょう。

うねりの向きによっては、パークがまったくブレイクしない日に、このラチエン前の方が割れていることもあり、そういう日はこちらの方が混雑する日もあります。

波質はピークごとに微妙に違いがあり、パーク寄りに行くほどに切り立った波になります。一方東側に行くほどには厚めのロング向けな波が割れることが多いです。

波質、混雑のバランスを考えると、私にはこのラチエン前が最適なポイントになっております。

しかし、2018年と2019年の大型台風の炸裂により、ここのポイントの地形は大きく変わってしまいました。 今はかつてほどのコンスタントな波は期待できないポイントとなってしまったのが少々残念ではあります。

茅ヶ崎ラチエン通り前の工事が終わったサイクリングロード

2020年8月に壊れたサイクリングロードもようやっと舗装され、かつての活気が戻りました。

茅ヶ崎チーパー

2020年8月5日朝8:38の茅ヶ崎チーパー

2020年8月5日朝8:38の茅ヶ崎チーパー。

さて、次は茅ヶ崎チーパー。チサンとパークの間にあるからチーパーなのでしょうね。千葉北にもサンライズと東浪見の間にあるポイントを「サントラ」と呼んだりします。また、意外と知られていない話ですが、東京の「国立」は国分寺と立川の間にあるから国立と名付けられたそうですよ。

話が脱線しましたが、そんな茅ヶ崎チーパーはラチエン前から東に進んで河口を超えた辺りになります。中高年サーファーが多いことから別名「リストラ」とも呼ばれているそう。

私も実は夏~秋に数えるほどしか入ったことがありません。このチーパーはパーク周辺ほどコンスタントに波があるわけでもなく、自転車で向かうにしても途中のパーク周辺で入ってしまうので、チーパーまで辿り着かないというのが私の勝手な理由です(笑)。

さて、茅ヶ崎チーパーの波質はどちらかというとロング向け。波が上がるとかならず入ってくる地元ローカルサーファーが沢山います。

ローカルサーファーだからって引け目を感じることはなく、きちんとルールを守れば追い払われたりすることはありません。人が少なく空いてるときには気さくに声をかけてくれたこともあります。

上の記事のリンクは私がこのチーパーで最も波が良かった日のものです。この日は波があったのでパークもラチエン前もかなりの混雑となっており、どこで入ろうかと迷っていたところでたまたまこのチーパーが人も少なく良い波が割れており、2014年最高の波を味わうことができたのです! 

茅ヶ崎チサン

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茅ヶ崎チーパーから東にしばらく進んだ場所になります。

ここも普段は白樺並みに波が割れず、場所も遠いこともあって実は私もほとんどチェックしことがありません。

※2024-07-23追記:

しかし、ここ数年で地形が変わり、昨今は私もチサンでサーフィンする機会が増えました。

特にうねりと潮位と風向きがピッタリ合うタイミングを狙えば良い波に出会える可能性はあります。また、チサンはアクセスの都合でそれほど混雑しないのも良いポイントです。

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茅ヶ崎クソ下 改め 汐小前

ラストを飾るのは茅ヶ崎クソ下。クソ下とはなんともお下品な呼び名ですが、一説には下水の排水先の近くにあるからこう呼ぶみたいです(1995年頃に排水口が整備されています)。千葉の勝浦、部原にもクソ下というポイントがありますね。

実は私はこのクソ下では1回しかサーフィンしたことがありません。一昨年の2013年10月に台風スウェルで1ラウンドしただけです。

その時の波は厚めでしたがしっかりとパワーのある力強い波でした。

※2024-07-23追記:

しかし、ここ汐小前も私は最近サーフィンする機会が増えました。地形や波質って数ヶ月、数年スパンで流動するので、今後も波の良い箇所というのは変化するのでしょうね。

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2021年7月19日追記:サーフポイント名『クソ下』を『汐小前』に変える改名活動

クソ下という名前を変えたいと行動を起こしたサーファーの記事を紹介します。当記事においても汐小前を尊重したいと思います。

waval.net

まとめ

以上、文字数にして5000文字を超え、大変な量になってしまいましたが、参考にしていただければ私としてはこれ以上の喜びはありません。

茅ヶ崎は鵠沼ほどメジャー化しておらず、ポイントを心底愛するサーファーで満たされています。

また、ショートだけとかロングだけとか偏ることもなく、SUPもいるしカヤックだってBBだってビート板だって、みんなそれぞれの楽しみ方で遊べる、懐の深いポイントです。

これら素敵なサーフポイントで、これからも末永くサーフィンをし続けることができることを願ってやみません。

最後に私が過去に茅ヶ崎でサーフィンをした波日記のまとめがこちらになります。ぜひご覧ください!

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